2025/04/13 20:39

nemureru coffeeでは、最近は珈琲に興味を持ち始めた方を対象に、様々なワークショップを開催しています。
その中で、好みの豆にたどり着く手助けとして、コーヒーの飲み比べワークショップを開催しています。
もちろん、全部デカフェで飲み比べをします。
その中で、コーヒーの精製方法の話もします。

詳しくは、こちらの記事をご覧ください。

この中で、ハニー精製についても少しだけ話をしてます。
ハニー精製は、コーヒー豆を乾燥させるときに、ミューシレージという粘液層を付けたまま乾燥させます。と、ここまでは知っていたのですが、このハニー精製に幾つか種類があるのですが、その知識をちゃんと身につけていなませんでした。
内容は簡単で、どの程度ミューシレージを除去して、乾燥させるかです。

5つのハニープロセス

  • ホワイトハニー:ミューシレージを90%除去

  • ゴールデンハニー:ミューシレージを75~80%除去

  • イエローハニー:ミューシレージを50%除去

  • レッドハニー:ミューシレージを20~25%除去

  • ブラックハニー:ミューシレージを少しだけ除去か、除去をしない

と、こういう感じです。

味わいとしては、ミューシレージをたくさん残して乾燥させた方が風味豊か。

ハニープロセスの語源は?

ハニープロセスってミューシレージがネバネバしててハチミツに似ているからとか、甘みが増すからそういう名前になったのかと思っていましたが、違うんですね。
ヒントはスペイン語にあります。
ハニープロセスはスペイン語でミエル・プロセソ(Miel proceso)というそうです。
「ミエル」はハチミツとミューシレージという二つの意味を持つ単語で、そこから英語でハニープロセスとなったそうです。
意図的にそう訳したのか、単なる誤訳なのか、どちらなんでしょう?

ということで、今回はハニープロセスの話でした。
先日、丸山珈琲の店員さんと話していて、そういえばホワイトハニー〜ブラックハニーのこと、ちゃんと分かってなかったと思って、調べたので書いてみました。

nemureru coffeeで販売しているハニープロセスのお豆は、コスタリカ・ジャガーハニーです。
当店では少ない、深煎りのお豆として、1番人気です。

その他に深煎りのお豆は、マンデリンです。

こちらのお豆はデカフェでありながら、しっかりとした苦味とコクがあります。
さらに、デカフェの特長としての、後味スッキリなお味。

どうぞ、お試しください!